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「配信者になりたい」って、なんで言いにくいんだろう。

2026 2/28
コラム
2026年2月28日

「配信者になりたい」という言葉を、声に出せている人は案外少ないと思っています。

「友達に言ったら笑われるかもしれない。」
「親に話したら「ちゃんとした仕事にしなさい」と返ってくるのが目に見えている。」
「恋人に話したら、少し空気が変わった気がした。」
だから心の中だけで温めて、一人で機材を調べて、誰にも言わないまま配信を始めた。

そういう人が、この業界の周辺にはかなりいると思います。

正直なところ、その空気感はまだ消えていないんですよね。
でも同時に、「プロ配信者」「専業クリエイター」という生き方は、もう夢物語でも何でもなくなっています。
この二つは矛盾しているようで、両方ともリアルに存在している。

今回は、そのあたりをちょっと整理してみたいと思います。

目次

「配信者になりたい」がまだ笑われる理由

ゲームで生計を立てることへの偏見は、根強く残っています。

ドズル社やカラフルピーチのような人気グループが東京ドームシティやぴあアリーナMMでリアルイベントを開催する時代になっても、「ゲーム配信で食べていく」という選択肢は、多くの家庭ではまだ受け入れられにくい現実があります。

これ、なんでなんだろうってずっと考えてるんですよね。
理由はシンプルで、成功事例が「見えにくい形」でしか届いていないからじゃないかなと思っています。

人気配信者のイベントが盛況だったというニュースは出回っても、「月に3〜5万円を配信で稼ぎながら本業と両立している人が相当数いる」という事実は、なぜかあまり話題にならないんです。
中間層の存在が可視化されにくい構造が、「一握りしか成功できない」という誤解を強化し続けている気がします。

親世代に「伝わらない」問題

これは本当によく聞く話で、「YouTuberみたいなもの?」の一言で会話が止まる、あの感じ、わかりますか。
ゲーム実況やVTuberが2020年代に生み出した経済規模を数字で説明しても、「でも安定しないでしょ」に着地してしまう。

安定しないのは事実ではあります。
でも「安定している仕事」の定義も、ここ数年でだいぶ変わってきていますよね。
正社員でも会社がなくなるし、副業が当たり前になってきた時代で、そのあたりの文脈がまるごと抜け落ちたまま「配信者なんて…」という判断が下される。

なんかもったいないな〜と思ってしまうんですよね、毎回。

「成功した人しか見えない」構造の問題

配信の世界は、成功した人の話が圧倒的に目立ちます。
登録者100万人超えの実況者の配信は何十万再生も回りますが、登録者3000人でコアなファンに支えられているクリエイターの話は、ほとんど表に出てきません。

でも実際には、そのくらいの規模で活動しながら月に数万円を継続的に稼いでいるクリエイターは、思っている以上に多いんです。
全員がヒカキンやドズルを目指している訳じゃないし、目指す必要もない。
「好きな規模で、好きなペースで続ける」という形が成立しているのが、今の配信文化のリアルだと思います。

でも、状況は着実に変わっています

ゲーム実況が一つのキャリアとして認知されはじめたのは、本当にここ数年の話です。

VTuberがアーティストとして武道館に立ち、ゲーム実況グループが5000人規模のオフラインイベントを企画し、企業コラボやグッズ展開が当たり前になりました。
これを「好きなことをやっている人たち」と片づけるのは、もはや現実と合っていないと感じています。

そして何より、「専業配信者」だけが配信者じゃない、という認識が広がってきたのが大きいと思っています。

副業としての配信・クリエイター活動

本業を持ちながら週に数回配信して月5〜10万円を稼ぐ、という形はすでに珍しくありません。
スパチャ・チャンネルメンバーシップ・グッズ・企業案件と、収益の出口が増えたことで、「配信だけで食っていかないと意味がない」という考え方自体が古くなっています。

副業の文脈で語られることが増えてきたのも、配信が「選択肢のひとつ」として認識されてきた証拠じゃないでしょうか。
好きなことが収益につながる体験は、それ単体でも相当な価値があると思っています。

Switch 2が間口をさらに広げている

Nintendo Switch 2には、「ゲームチャット」という機能が搭載されました。
別売りのカメラを接続すれば、ゲーム画面に自分の顔を重ねて映すことができます。
任天堂の開発者は「ゲーム実況ごっこができる」と表現していましたが、実際にはゲーム配信への入口として機能しているんじゃないかなと思っています。

キャプチャーボードもPCも不要で、とりあえず誰かと画面を共有しながら声を出す体験ができてしまう。
これを入口にして、本格的な配信環境に移行していく人が出てくるのは想像に難くないですよね。
配信への心理的なハードルは、着実に下がり続けています。

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「言えない」まま始めるのが、正解かもしれません

配信を始めるのに、誰かの許可はいりません。

親に言えなくても、友達に笑われそうでも、とりあえず始めることはできます。
最初の配信なんて誰も見ていないし、見ていなくていいんです。
機材を揃えて、OBSを立ち上げて、何かしゃべってみる。
その一歩が、思っているより全然難しくない。

一試合の配信で誰かにコメントをもらった。
ゲームが上手いと言われた。
笑えるシーンを切り抜いたら反応があった。
そのときの感覚が、この世界に入るきっかけとして十分だったりするんです。

「なりたい」を「やってみる」に変えるだけで、話はぜんぜん違う方向に動き出します。
誰かに認められてから始めるんじゃなくて、始めたことが認められる理由になっていく。
そっちの方が断然いいと思っています。

最初は誰にも言わなくていい

SNSで見知らぬ人にフォローされた段階で初めて周りに話す、くらいのタイミングでいいと思います。
実績ができてから話した方が、「笑われる」リスクも下がるし、自分のメンタルも守れます。

それに、黙って始めて黙って続けて、ある日「実は配信やってて…」と話したときの周囲の反応の変わり方って、結構気持ちいいんですよ、これが…!笑
ぜひ一試合やってみてほしいです。

それでも踏み出せない方へ

これを読んでいる方の中には、「始めたいけど何から手をつければいいかわからない」という状態の方もいると思います。

機材は最低限で大丈夫です。
マイクとPCとOBS(無料)があれば、PCゲームの配信はすぐ始められます。
Switch 2やPS5の配信はキャプチャーボードが必要になりますが、それも1万円台から揃える選択肢があります。

大事なのは「完璧な環境を整えてから始める」ではなく、「まず始めてみる」こと。
環境は続けながら育てていけばいいんです。

「続けること」だけが唯一の正解

配信の世界で生き残っている人たちに共通しているのは、特別な才能でも高スペックな機材でもなく、「続けていること」だと個人的には思っています。

ゲームがめちゃくちゃ上手い人より、毎週楽しそうに配信している人の方が、長期的に支持されている場面を何度も見てきました。
続けるためには、無理しないペースを見つけることが全てと言っても過言ではないですよね。

週1でも月2でもいいんです。
続けられる頻度で、続けられる形を選ぶこと。それだけでいい。

まとめ

「配信者になりたい」と言いにくい空気は、まだあります。
でも、配信を「やっている人」に対する世の中のリスペクトは、確実に変わってきています。

誰かの許可を待たなくていい。
完璧な環境が揃うのを待たなくていい。
大事なのは、一回やってみること。
そのあとのことは、やりながら考えればいいんです。

SCENA.ggは、そういう方々の背中を押したくてやっています。
一緒に考えていきましょう。

FAQ

ゲームがそこまで上手くない。それでも配信者になれますか?

全然問題ありません!ゲームの腕前よりも「一緒にいて楽しい」「話が面白い」「コミュニティが居心地いい」という要素で支持されている配信者の方が、長期的には多いです。上手さは一つの武器ですが、それだけが全てではありません。

副業として配信を始める場合、確定申告は必要ですか?

配信収入が年間20万円を超える場合、一般的に確定申告が必要です(雑所得)。状況によって異なるため、税理士や公的機関への相談をおすすめします。

顔出しなしでも成功できますか?

できます。ゲームプレイ・トーク・編集のクオリティで支持を集めている実況者は多数いますし、VTuberというジャンル自体が顔出しをしないクリエイターの文化として確立しています。

私も顔出しせず配信しています!

配信を始めるのに最低限必要なものは何ですか?

PCゲームであれば、マイクとPC・OBS(無料)があればすぐ始められます。コンソールゲームはキャプチャーボードが別途必要です。カメラや高品質なマイクは、続けると決めてから揃えれば十分ですよ。

まとめ:とりあえずやってみよう

「何からはじめたらいい?」「勇気が出ない」
という方もたくさんいると思います。実は私も友人に配信を勧められ、やってみようかな~と思うまでに数年かかりました。笑
今は配信している方も少なくないですし、意外と簡単にできるものなので、ぜひチャレンジしてみてほしいなとおもいます!

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