2026年3月14日(土)、東京・両国国技館で「CAPCOM CUP 12」の個人決勝が開催されました。
SCENA.ggはプレスメディアとして現地に参加。スト6世界大会の個人戦最終日を間近で見届けてきました。
この記事では、Top16から決勝戦までの全試合結果と、現地の雰囲気、選手の緊張が伝わるほどの空気、来場者の盛り上がり、
そして大会を3年連続で支えた公式デバイス「SteelSeries Arctis Nova 7 Gen 2」についてまとめてお届けします。
CAPCOM CUP 12 Day4 全試合結果
Day4は個人部門の決勝ラウンド。世界各地の予選を勝ち抜いた48選手の中からTop16に残った猛者たちが、ここで全力をぶつけ合いました。

Top16 Round 1
| 勝者 | スコア | 敗者 |
|---|---|---|
| Blaz(サガット) | 5-1 | ChrisT(ケン) |
| Fuudo(エド) | 5-2 | BigBird(ラシード) |
| さはら(エド) | 5-0 | Xerna(舞) |
| DualKevin(ラシード) | 5-1 | Momochi(エド) |
| Vxbao(舞) | 5-4 | Kincho(テリー) |
| Higuchi(ガイル) | 5-4 | Leshar(エド) |
| Micky(舞) | 5-4 | MenaRD(ブランカ) |
| Kilzyou(舞/ジュリ) | 5-4 | 板橋ザンギエフ(ザンギエフ) |
1回戦から激戦が続出。
特にMicky選手がMenaRD選手を5-4で破った試合と、Kilzyou選手がベテランのDFM|板橋ザンギエフ選手を5-4で突破した試合は、序盤から会場の空気を引き締めました。

準々決勝

| 勝者 | スコア | 敗者 |
|---|---|---|
| 2G|Blaz(サガット) | 5-4 | Reject|Fuudo(エド) |
| G8S|さはら(エド) | 5-3 | CR|DualKevin(ラシード) |
| Zeta|Higuchi(ガイル) | 5-1 | 8BD|Vxbao(M.バイソン) |
| Kilzyou(舞) | 5-3 | ESAHK|Micky(舞/キャミィ) |
準々決勝では、さはら選手がDualKevin選手を5-3で退け、Blaz選手もFuudo選手との接戦を5-4で制しました。Higuchi選手はVxbaoを5-1で圧倒してベスト4入りを果たしています。
準決勝
| 勝者 | スコア | 敗者 |
|---|---|---|
| さはら(エド) | 5-3 | Blaz(サガット) |
| Kilzyou(舞/キャミィ) | 5-4 | Higuchi(ガイル) |
準決勝は、それまで以上の熱狂を生んだ試合になりました。
特にKilzyou vs Higuchi戦は語り草になりそうな展開でした。Higuchiが3-0とリードを奪い、誰もが勝負あったと思った瞬間、Kilzyouが4-4まで追いつくという凄絶な内容。
それも、試合前のコメントで「波に乗っている、それに乗って勝ちたい」と話していたHiguchiに対し、Kilzyouが「誕生日(3月14日が誕生日当日でした)、頑張りたい」と語っていたという背景もあって、最後の1本にすべてが凝縮されていた気がします。

しかもKilzyouとHiguchiは同い年の同級生対決。勝負の行方を、会場全体が固唾を飲みながら、しかし大声援の中見守っていました。
3位決定戦
| 勝者 | スコア | 敗者 |
|---|---|---|
| Blaz(サガット) | 5-3 | Higuchi(ガイル) |
準決勝終了から休憩もなく、すぐに3位決定戦。
Higuchi選手は準決勝の激戦の疲労からか、3位決定戦ではメンタル面も含めて本来のパフォーマンスを出し切れない場面が見受けられました。
一方のBlaz選手はサガットのタイガーショットを軸とした飛び道具戦術と、ヒジを使ったガードへの圧力をコンスタントに維持して5-3で制しました。
決勝:さはら選手が世界一の座へ
| 順位 | 選手 | 使用キャラクター | スコア |
|---|---|---|---|
| 優勝 | G8S/GP | さはら | エド | 5 |
| 準優勝 | Kilzyou | キャミィ(途中からキャラ変更) | 1 |
決勝はG8S/GP所属のさはら選手(21歳)とフランスのKilzyou選手(23歳)の一戦。
Kilzyouが準決勝でのキャラクター変更の柔軟さ(舞→キャミィ)を活かし、決勝でもキャミィへのキャラチェンジを試みましたが、さはら選手のエドは崩れませんでした。
最終スコアは5-1。さはら選手がエド1本で全試合を戦い抜き、CAPCOM CUP 12を制しました。
昨年の翔選手に続き、日本勢が2年連続でCAPCOM CUP制覇。
賞金はスト6大会史上最高額となる100万ドル(約1億5000万円)!

トーナメント全体を通じ、5-0での圧勝から5-3・5-1の接戦まで、一度もペースを崩すことなく突き進んだあの安定感は、正直なところ「強すぎる」の一言に尽きます。

CAPCOM CUP 12 公式デバイス|SteelSeries Arctis Nova 7 Gen 2

CAPCOM CUP 12の公式デバイスについてもしっかりお伝えします。
SteelSeriesはラスベガスで開催された「CAPCOM CUP X」、両国国技館で開催されることになった昨年の「CAPCOM CUP 11」に続き、今年で3年連続でCAPCOM CUPの協賛企業として名を連ねました。
今大会の公式ヘッドセットとして採用されたのが、最新モデル「Arctis Nova 7 Gen 2」です。
出場選手の練習環境からステージ上の対戦台まで、一貫してこのヘッドセットが使われていました。協賛のきっかけは「音に特化したSteelSeriesと、ゲームのトップ企業であるCAPCOMとで何かやりたい」という話があったことだとのこと。
格闘ゲームにおける「音」のリアルな話を、担当者の方から直接伺えたのが印象的でした。
格闘ゲームにヘッドセットは必要か?
FPSやTPSなど、「足音」が重視されるゲームにおいて音は重要です。格闘ゲームはスピーカーでもいいのでは?と思われる方も多いかと思います。
しかし、ヘッドセットなどの音響デバイスを使用すると、格段にパフォーマンスは上がるのです。
理由は「没入感」。格闘ゲームには、派手な演出が視覚はもちろん、音にも用意されているのです。
自分のスキルが決まった瞬間や、キャラクターのボイスなどを肌で感じることで、ゲームをプレイしているテンションが段違いなのです。
競技シーンにおいて、テンションが上がるというのは自分のペースに乗っていることと同義。これを体験できるSteelSeriesデバイスは、「CAPCOM CUP」という世界最高峰の競技において必要不可欠なのだと感じました。
ちなみに会場内ではくじ引きキャンペーンも毎日開催されていて、すべての景品が当選者の手に渡っているとのこと。
タンブラーはなんと1200ml。「2杯飲んだら1日の水分補給ができる(笑)」と伺いました。

ゲームは長時間になりがちですから、大きなタンブラー、それも蓋つき、取っ手付きはありがたいですね!
最近はドリンクホルダーを使用してゲーム配信するプロも多いそうで、大きなタンブラーですがホルダーにぴったり入るよう設計されているのもポイント。
Arctis Nova 7 Gen 2 主要スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 接続方式 | 2.4GHz 超低遅延ワイヤレス + Bluetooth 同時接続・同時再生対応 |
| バッテリー | 最長50時間(急速充電:15分で6時間稼働) |
| ドライバー | 40mm ネオジウム磁石ドライバー |
| マイク | ClearCast Gen 2(双方向ノイズキャンセリング) |
| EQプリセット | 300種類以上(Arctis Companionアプリで管理) |
| 対応デバイス | PC / PS5 / PS4 / Nintendo Switch / Nintendo Switch 2 |
| 価格(税込) | 33,310円 |
| 発売日 | 2026年1月16日 |
前モデルからバッテリーが約40%向上して最長50時間に。スマートフォンアプリ「Arctis Companion」でEQ設定が手軽に管理できるようになった点も大きな進化です。2.4GHzとBluetoothを同時接続できるため、ゲームの音を聞きながらDiscordで通話、といった使い方も可能。長時間のプレイセッションが多い配信者やプロゲーマーが選ぶ理由がよくわかる設計です。
「Arctis Companion」にはゲームごとのプリセットが用意されていて、勝つために最適な音響設定をワンタップで行えるようになっています。
これが強い。ぜひ一度お試しあれ。
製品ページはSteelSeries公式サイトからご確認ください。

現地観戦レポート|熱狂の両国国技館
両国国技館という会場自体が、今日のCAPCOM CUP 12にとても似合っていました。格闘技の聖地で、格闘ゲームの頂点が決まるという絵面のカッコよさよ。
Day4は個人決勝。準決勝に差し掛かった時点で、会場の熱量がそれまでとは明らかに違う次元になりました。
一発ごとに上がる歓声、試合前の「さはら!」コール。見ているこちらまで緊張してきました。
プレス席からは試合の進行を通しで観察できたのですが、選手ごとに個性がよく見えて本当に貴重でした。
選手観察メモ
G8S/GP | さはら選手(優勝)
終始エドを使い続け、一度もキャラを変えることなく頂点まで駆け上がりました。間合いの管理と精神的な安定感が際立っていて、追い詰められる場面がほとんどなかった印象です。21歳でこの安定感。それもたった1年でここまで急成長した選手です。恐ろしい。
Kilzyou選手(準優勝)
フランス出身の23歳。大会当日が誕生日という状況、無所属でここまで勝ち上がってきたこと自体がドラマでした。舞→ジュリ→キャミィとキャラクターを柔軟に切り替えながら戦うスタイルで、追い詰められてからの爆発力が本当に凄い。準決勝での0-3からの4-4に並べた展開はこの日最大のハイライトだったと思います。
Zeta | Higuchi選手(4位)
ガイルのソニックブームを連続で打ち続ける戦法が終始効いていて、準々決勝では完全に圧倒していました。ただ準決勝での激闘が消耗として残ったのか、3位決定戦ではメンタルが顔に出る場面も。それでも今大会での存在感は十分でした。
2G | Blaz選手(3位)
サガットというキャラクターを最大限に活かした、飛び道具とヒジ打ちによるガード削りが特徴的でした。16歳でこのプレースタイルの完成度は普通じゃない。今後が楽しみな選手です。
まとめ
CAPCOM CUP 12 Day4、個人決勝は日本のさはら選手が優勝という形で幕を閉じました。
現地で見て感じたのは、試合の内容そのものの面白さはもちろん、会場全体がひとつになっていく感覚の気持ちよさです。
スト6というゲームの競技性の高さと、それを支えるプロ選手たちの実力が、ああいう空間をつくり出すんだな、と改めて実感しました。
今回取材の機会をいただき、大会を間近で体験できたことにも感謝しています。
公式デバイスとして採用されたArctis Nova 7 Gen 2も、競技シーンで使われるだけの理由が納得できる製品でした。
なお、3月15日(日)には「ストリートファイターリーグ: ワールドチャンピオンシップ 2025」の団体決勝が同会場で開催されました。
個人の頂点に続き、チームの頂点も注目です。
権利表記:©CAPCOM


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