Switch 2が届いて、さっそく配信を始めたはいいものの、「自分の配信だけカクつく」「思ったより画質が悪い」と悩んでいませんか?
Switch 2はHDMI 2.1対応で4K出力が可能になりましたが、それをそのまま配信に活かすには、OBSの設定を一から見直す必要があります。
「ぽこあ」や「マリオカートワールド」「バイオハザードレクイエム」など、Switch 2の新タイトルを配信し始めた人が今すぐ使える具体的な数値と手順をお届けします。
Switch 2の配信で押さえておくべき基礎知識
Switch 2の映像出力スペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 最大出力解像度(テレビモード) | 4K/60fps(HDR対応) |
| HDMI規格 | HDMI 2.1 |
| VRR(可変リフレッシュレート) | 対応 |
| 携帯モード解像度 | 最大1080p |
「配信画質」はキャプチャボードとアップロード速度で決まる
Switch 2が4Kで出力できても、キャプチャボードが1080pまでしか録画できなければ、配信は1080pが上限になります。
さらに、インターネットの上り速度(アップロード速度)が足りなければ、いくら高ビットレートで設定しても配信がコマ落ちします。
まずは自分の環境の「ボトルネック」がどこかを把握することが大切です。
環境のチェック項目:キャプチャボードの最大録画解像度 / インターネットの上り速度(最低10Mbps以上推奨) / PCのCPU・GPUスペック
配信プラットフォーム別の対応解像度まとめ
どれだけ高画質で配信しようとしても、プラットフォーム側が対応していなければ意味がありません。
2026年3月時点での各プラットフォームの対応状況です。
| プラットフォーム | 最大対応解像度 | 最大フレームレート | 推奨最大ビットレート |
|---|---|---|---|
| YouTube(通常) | 4K/2160p | 60fps | 51,000 kbps |
| Twitch(一般) | 1080p | 60fps | 6,000 kbps |
| Twitch(パートナー) | 1080p | 60fps | 8,000 kbps |
| TikTok LIVE | 1080p | 60fps | 4,500 kbps |
TwitchはPartner以外では1080p60fps・6,000kbpsが実質的な上限です。
YouTubeは4Kまで対応していますが、視聴者側の回線や端末次第で画質が落ちてしまうことも。
OBSの推奨設定:1080p60fpsの場合
TwitchやYouTubeで「とにかく安定してきれいに配信したい」人向けの設定です。
上り速度が10〜30Mbps程度の一般的な環境を想定しています。
映像設定
| 項目 | 推奨設定値 |
|---|---|
| 基本(キャンバス)解像度 | 1920×1080 |
| 出力(スケーリング)解像度 | 1920×1080 |
| FPS | 60 |
| 縮小フィルター | ランチョス(精細) |
| カラーフォーマット | NV12 |
| カラースペース | Rec. 709 |
| カラーレンジ | 完全 |
出力設定(エンコーダー別)
GPU(グラフィックカード)を持っているならNVIDIA NVEncまたはAMD AMFを使ったほうが、CPUへの負荷を大幅に抑えられます。
| エンコーダー | 対象GPU | 推奨ビットレート(1080p60) | レート制御 |
|---|---|---|---|
| NVIDIA NVENC H.264 | NVIDIA GPU | 6,000〜8,000 kbps | CBR |
| AMD AMF H.264 | AMD GPU | 6,000〜8,000 kbps | CBR |
| x264(CPU) | 全環境 | 6,000〜8,000 kbps | CBR |
x264(CPUエンコード)は画質が最も安定していますが、PCへの負荷が高く、ゲーム画面がカクつく原因になりやすいと思っています。
基本はGPUエンコーダーを使いましょう。
音声設定
| 項目 | 推奨設定値 |
|---|---|
| サンプルレート | 48 kHz |
| チャンネル | ステレオ |
| 音声ビットレート | 160〜320 kbps |
OBSの推奨設定:4K30fpsの場合
YouTube配信で「4K配信にチャレンジしたい」人向けの設定です。
映像設定
| 項目 | 推奨設定値 |
|---|---|
| 基本(キャンバス)解像度 | 3840×2160 |
| 出力(スケーリング)解像度 | 3840×2160 |
| FPS | 30 |
| 縮小フィルター | ランチョス(精細) |
| カラーフォーマット | P010(HDR使用時)またはNV12 |
| カラースペース | Rec. 2020(HDR使用時)またはRec. 709 |
出力設定(4K30fps)
| エンコーダー | 推奨ビットレート(4K30) | レート制御 |
|---|---|---|
| NVIDIA NVENC H.264 | 30,000〜51,000 kbps | CBR |
| NVIDIA NVENC HEVC(H.265) | 20,000〜30,000 kbps | CBR |
| AMD AMF H.264 | 30,000〜51,000 kbps | CBR |
4K配信でH.265(HEVC)を使えるエンコーダーがあれば、同等画質をより低いビットレートで実現できます。
ただしH.265はYouTubeでは対応していますが、Twitchでは現状非対応のため注意が必要です。
「カクつく」の原因別チェックリスト
設定を整えても配信がカクつく場合は、原因が別のところにあります。
よくある原因をまとめました。
原因①:PCのCPU・GPU使用率が高すぎる
OBSを立ち上げながらゲームをプレイすると、PCが処理しきれなくなることがあります。
対策:エンコーダーをCPUではなくGPUに変更する。OBSの解像度を下げる。バックグラウンドアプリを終了する。
(それから、Chromeはメモリを食いまくると有名。Edge安定なのかなぁ…)
原因②:インターネットの上り速度が足りない
ビットレートを高く設定しても、上り速度が追いつかなければ配信がコマ落ちします。
対策:上り速度を測定し、ビットレートを上り速度の70〜80%に収まるよう設定する。有線接続に切り替える。
原因③:キャプチャボードの処理落ち
Switch 2の4K出力をそのままキャプチャボードに流していると、ボード側の処理が追いつかないことがあります。
対策:Switch 2の出力解像度を1080pに設定し、キャプチャボードへの負荷を下げる。
原因④:USBの帯域幅不足
USB接続型のキャプチャボードを使っている場合、USBポートの帯域幅が足りないとカクつきの原因になります。
対策:USB 3.0以上のポートに接続する。他のUSBデバイスを別のポートに分散させる。
「ぽこあ」配信に最適な設定は?
Switch 2で今最も注目度が高いタイトルのひとつが「ぽこあ」です。
プレイスタイル(?)にもよりますが、動きの多い場合は、ビットレートが低いと動きの激しいシーンで映像が崩れやすくなります。
Twitchなら最低6,000kbps、できれば8,000kbps(パートナーアカウント)を目指しましょう。
YouTubeなら8,000〜12,000kbpsに設定しておくと、激しい動きの場面でも映像が安定します。
よくある質問(FAQ)
Q. OBSとStreamlabsどちらがSwitch 2配信に向いていますか?
基本的な配信設定はどちらも大きな差はありません。
OBSは軽量でカスタマイズ性が高く、Streamlabsはウィジェットやテンプレートなどの機能が豊富です。
初心者にはUIが整っているStreamlabsのほうが取っつきやすいかもしれません。
(StreamlabsからウィジェットだけOBSに取り込み使用する方法もあります。私はこれ。)
Q. 4K配信と1080p配信、視聴者が多いのはどちらですか?
現状、ゲーム配信の視聴者の多くはスマートフォンやFHDモニターで視聴しています。
4K配信よりも1080p60fpsで安定した配信をするほうが、視聴体験として評価されやすいです。
Q. Switch 2の音声はOBSでどう取り込みますか?
キャプチャボード経由でゲーム音声を取り込むのが基本です。
OBSのオーディオ設定でキャプチャボードを「ゲームキャプチャ音声」として認識させてください。
Q. HDRオンのままOBSで配信できますか?
HDR対応のキャプチャボードとOBSのHDR設定を正しく組み合わせれば可能です。
ただしYouTubeはHDR配信に対応していますが、TwitchはHDR配信が現状非対応です。
まとめ:まずは1080p60fps・8,000kbpsで安定配信から始めよう
Switch 2の配信をOBSで最高に綺麗に見せるには、機材・回線・ソフト設定の三つを整える必要があります。
最初から4K配信を目指す必要はありません。
1080p60fpsで安定して配信できる環境を作ってから、徐々に画質を上げていくのが結局一番の近道です。
あまりに画質が悪すぎる訳ではないなら、解像度よりもフレームレートの安定性を優先してください。
カクつかない配信のほうが視聴者は快適に見られますし、チャンネルの印象も良くなります。
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